金属工学科は、金属材料に様々な角度からアプローチし金属加工のスペシャリストを目指します。
また、各種材料試験や超音波探傷装置など、現場で実際に使われているものを学習することにより、即戦力となれる技術を身につけます。
さらに、化学工業の流れをくみ、定性分析・定量分析などの化学分析の知識も学び、広い知識を持った工業人を目指します。
実習分野紹介
①鋳鉄溶解 ~古来からの技術の伝承~
古くから伝わる製鉄技術。全国的にも実習で行っている所は少なくなり、県内では、本校だけです。1300℃の熱で銑鉄を溶かします。
・鋳鉄溶解 鋳鉄
②鋳造 ~金属を瞬間的に自分の形に~
鋳型に湯(溶けた金属)を流し込み、鋳物を作ります。
・鋳鉄
・砂型…シルミン(アルミ合金)
・フルモールド法
・低融点合金 すず
③鍛造 ~金槌と力からうまれる造形~
鉄を自分の力で鍛え、思い通りの形にします。
・文鎮
・表札
・スプーン
④先進技術 ~デジタルによる発想の具現化~
デジタル技術を活用し、頭に浮かんだアイディアを形にします。
・CAD
・3DCAD
・レーザー加工機
⑤化学分析・反応 ~目指すは、沢口靖子。(科捜研の女)~
化学工業の流れを汲み、基本的な化学分析技術を学習します。
・定性分析
・定量分析
・メッキ
・釉薬
⑥切削加工 ~硬い金属を思いのままに~
金属を切削して形にします。
・旋盤
・フライス盤
・NC加工
⑦材料試験 ~材料の正体を知る~
いろいろな角度から金属材料の性質を調べます。
・引張試験
・シャルピー
・エッチング
・超音波探傷装置
⑧熱処理 ~鋼の変身~
鋼は、熱処理をすることによりさまざまに変化します。
・焼入れ
・焼き戻し
・焼きなまし
・焼きならし
⑨溶接・溶断 ~熱をあやつる~
ガスや電気のエネルギーで金属を溶かしてくっつけます。
・アーク溶接
・ガス溶接
・溶断
この他にも、いろいろな専門教科や実習があります。
みなさん、富山工業高校 金属工学科で学んでみませんか。