ＳＣＯＰ ＴＯＹＡＭＡ オープン
建築工学科
本校建築工学科が携わった、富山県創業支援センター／創業・移住促進住宅『SCOP TOYAMA』が、令和４年10月28日（金）にオープンし、開所式が行われた。 このSCOP TOYAMAは平成29年の第8回建築甲子園で優勝した、当時の建築工学科の生徒達のプラン「夢を描きながら住まうこと～地域を創るわかもん団地～」がベースとなっており、約５年の歳月を経て、このプランが遂に現実のものとなった。 開所式には、新田八朗富山県知事や本校同窓会の宮本光明会長、本校の篠原俊一郎校長、またプランの発案者であった当時の卒業生など、多数の来賓が出席し、記念すべき日を盛大に祝った。 富山市蓮町にある、県の旧教職員住宅を利活用する課題を、若い工業高校生の斬新なアイディアで見事に解決し、人と人の繋がりを生み出すとともに、アクティブかつクリエイティブな発想で、次世代の富山の未来へとつなぐ、新たな地域活性化の拠点として
生まれ変わらせることに成功、誕生させた。 1階のカフェでは、壁面グラフィック、照明、椅子の設計施工を有名デザイナーとともにワークショップを重ね、作り上げた作品が実際に使用されている様子を見ることができる。その他、館内のサインや『SCOP TOYAMA』という名称にも生徒のアイディアが活かされている全国でも珍しい施設になっている。カフェやショップはどなたでも入ることができるので、ぜひみなさんに足を運んでいただきたい。 ものづくり県とやまの一翼を担う重要な施設として、今後もその成長と発展が大いに期待されている。
富山建築ラボに詳しく連載されています。–> 「わかもん〜高校生のプランが現実に〜」